春香苑について
ばあちゃんの店を、もう一度

1978年。
私の祖父母は、大分・日田で焼肉店をひらきました。
父も、叔母も、家族みんなで切り盛りしていた、家族の店です。
祖母は接客がうまく、お客さんから「ママさん」と呼ばれて愛されていました。
キムチも、焼肉のタレも、全てが自家製でした。
ある日のこと

店は2014年、突然のかたちで幕を下ろしました。
ママさんと呼ばれた祖母が、くも膜下出血で倒れたのです。
幸い、祖母は今も元気にしています。
でも、店をもう一度ひらくことはできませんでした。
「健康なら、続けていたんだけどね」
祖母は今でも、そう言っています。
その後、店の建物は別の方に貸し出されていました。
別の店として、しばらくの間、地元の方に親しまれていたのです。
ふたたび、空いた店
ところが、ある日突然、借りていた方が店を閉めることになりました。
建物は、ふたたび我が家のもとに戻ってきたのです。
日田の街は、少子高齢化で人が減っています。
かつて家族の場だった春香苑も、このままでは「負動産」扱いされてしまう。
売るか、解体するか。
そんな話が、家族の中で出はじめていました。
でも、私はどうしても納得がいきませんでした。
祖父母が一生懸命に働いて、家族を養ってくれたお店です。
ママさんと呼ばれて、たくさんの人に愛された場所です。
それを「負動産」扱いして終わらせてしまうのは、
祖母の人生に対して、あまりにもひどい仕打ちではないか。
孫として、できること
私は、春香苑をもう一度やることに決めました。
焼肉店としてではなく、まずは通信販売から。
祖母や叔母から、一つずつレシピを教わっています。
キムチの漬け方、タレの煮詰め方。
家族で守ってきた味を、私の手で、もう一度。
日田から、新しいかたちで
日田には、美味しい食材があります。
面白い食文化があります。
祖父母から受け継いだ韓国の味と、日田の食材を掛け合わせて
これまでにない「日田×韓国料理」を、これから少しずつ形にしていきます。
この道のりを、見ていてほしい
春香苑の復活は、今日始まったばかりです。
完成された味を売るのではなく、出来上がっていく過程そのものを
お客さまと一緒に歩んでいきたい。
キムチを漬けるところから、新しいメニューが生まれる瞬間まで。
受け継いだ味と、これから生まれる味を、あなたの食卓へお届けします。
ばあちゃんを、安心させるために。
そして、まだ見ぬあなたと出会うために。
アクセス
〒877-0015
大分県日田市中央1-6-28
日田駅から徒歩5分
日田バスセンターから徒歩5分
無料駐車場あり